エッセイ-2(世界中のペットロスセルフヘルプグループの皆さんにパラパラ漫画 ”14分の2の私の大切な思い出” を紹介したい)

建て続けに三匹の愛犬を亡くす

私はここ数年でたて続けに三匹の愛犬を亡くし、今は初めて愛犬のいない生活を送っております。三匹の愛犬は、みんな老犬だったので亡くなる時期が重なったという事もあったかもしれませんが、三匹とも私の決定的な過失により亡くなりました。後悔と自責の念が消えることがありません。「亡くなる前の辛い時も含め、あのこたちの思い出を全て忘れたくない。あの子たちの生きた証を形に残したい。」ぶつけるところがない自分に対する腹立ちや悔しさをエネルギーにかえて、長い時間をかけてあの子たちの映画を作ってきました。

一匹目は生まれて間もない時から家族で大事にしてきた愛犬でしたが、夫との別居や子供たちの独立など、家庭の事情で愛犬が亡くなる数年前から私と愛犬とその2年前に譲り受けた保護犬と暮らしておりました。愛犬は15歳を過ぎ老犬になっておりましたが、当時私には犬の看取りに関する知識が全くなく、愛犬が病院で危篤の状態に陥った時には、私が一人で決断しなければならなかったのに、頭は空っぽでパニックなっていて、まるで思考が止まってしまったかのようでした。正しい判断ができず、結局翌日の仕事を優先し、痛みで唸っていた愛犬を残したまま病院を後にしました。そして、愛犬は病院で亡くなり、私は看取ることが出来ませんでした。頭の整理が全くできないまま、悲しみに耐え切れず、愛犬が亡くなった10日ほどで、ネットで里親を募集していた亡くなった愛犬によく似た保護犬を譲り受けました。

愛犬の生きた証を形にして残したい

悲しみが癒えず、愛犬が亡くなって1年が経った頃に、愛犬が亡くなる最後の時も含め愛犬の思い出を全て覚えておきたい、愛犬の生きた証を形にして残したい。全世界の人に愛犬の命の尊さをメッセージとして届けたいと、愛犬のストーリーをアニメーション動画で制作することにしました。クリエーターの方々にお願いし、動画が1年以上かけてやっと出来上がったころ、皮肉なことに、今度は、保護犬で譲り受けた方の愛犬が亡くなりました。

昨年(2020年)末に、その二匹目の愛犬 ”あい” のアニメーション映画(パラパラ漫画)”14分の2の私の大切な思い出”が1年以上かけてやっと出来上がり、今年(2021年)2月にYuTubeに投稿しました。

今度もまた皮肉なことですが、二匹目のアニメーション映画(パラパラ漫画)が出来上がった昨年(2020年)に、二匹の死の時も、いつも静かに私の側にずっと居てくれた三匹目つまり私の最後の愛犬を亡くしました。今は、最後の愛犬を亡くした悲しみと、前の二匹の分の悲しみも含め、悲しみがとても大きく辛い状況ですが、この負のエネルギーを、プラスの力に変えて、今回のアニメーション映画(パラパラ漫画)を全世界のペットロスに苦しんでおられる方々に見て頂く活動に力を注ごうと思いました。そのようなペットロスに苦しんでおられる皆様の少しでも励みになるのではと望んでおります。同じ気持ちを分かち合い、少しでも気持ちが安らぐのではと望んでおります。

同じ痛みを経験する人々が助け合うペットロスセルフヘルプグループ

コロナ禍で、アメリカなどでのアジア人に対する差別や偏見による事件のニュースを見て、本当に辛い気持ちになりますが、今回の動画では世界中のペットロスの方々に観て頂きたいと、まずは、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語の字幕を動画に付けました。そして、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツのペットロスの自助グループにフェイスブックを通して、動画の紹介を始めました。最初は、もしかしたらこれらのグループにも差別の風潮が現れるのではないかと正直怖かったのですが、各国の皆さん、それぞれとても温かく私を受け入れて下さり、動画に対して強く共感して下さっております。

やはり、同じ痛みを経験すると、人の痛みがわかり、人に対して優しくなれますね。皆様が投稿されたメッセージの一つ一つに目を通し、涙しながら、「いいね」や「悲しいね」、「大事だね」のスタンプを押しています。そして時々、グーグル翻訳を使って簡単なコメントや返事も送っています。私もたくさんのいいねのスタンプや、温かいコメントを頂いています。 今までフェイスブック等のSNSは殆ど使っていなかったのですが、ペットロスの自助グループでは、ペットを亡くした方が、突然の悲しみのパニックの中で、すぐに投稿し、グループのたくさんの方々に励ましを受けていることに、感動しました。

いいねのスタンプを、まさに悲しいその時に、強い共感をもって、同じ瞬間を共有して励ましてもらえるのは、本当に心強い事だと思います。

これからも、これらのグループの一員として参加させて頂きたいと思います。

 

パラパラ漫画 ”14分の2の私の大切な思い出”

2019年に愛犬”あい”を亡くしました。 ”あい”の生きた証をかたちにして残したいと、この度ビデオを作りました。このビデオをペットロスに苦しんでおられる皆様にシェアすることで、皆様の少しでも励みになるのではと望んでおります。是非見て下さい👇

 

コメント

  1. 犬のママ より:

    初めまして私も小さいときより犬や猫に囲まれて育ちました。しかし医学の発達してないことや飼育の知識がないことから短い子ばかりでした。大人になりゴールデンに憧れてしまい。なんと出会った瞬間ママになる!と決めてしまいました。そしてるるちゃんとの生活が家族で始まりました。しかしこの犬はくせものでありいつも天真爛漫でいつもママの腕や足にじゃれついて靴も散歩中に脱がしてしまうし甘えがみに泣きながら散歩していました。首輪を外して脱走を繰り返す日々泣きながら探すママ近所でわまた、おねちゃんルル探してる!と言われるくらい!甥たちと暮らす中もう人が大好きでありお姫様みたくいつもよしよしして!のルルちゃんでした。おねちゃんになりゴールデンのナナちゃんにヤキモチ焼いてしまいストレスになり体調が悪くなり血を吐くほど危険な状態から回復してなんとかナナちゃんと暮らす中いじめがはじまったのです。とにかくヤキモチからいじめていました。しかしななちゃんも溝に突き落とされてキレた!喧嘩は激しくなりルルは、もういいじゃん!みたいに降参していてもナナちゃんの怒りは収まらない!
    今まで我慢してきたんだろうな。と思いました。しかしナナがいないと生きてゆけないくらいナナが大好きになりいつもナナちゃんに犬やらしさを学んでいました。しかしつまらないことに喧嘩したりしたらもう激しいバトルの始まり!宙に浮いてしまいそのままひっくり返り引きずられてしまいそれからお腹の上に乗り喧嘩!もうやめなさい!と足で蹴りつける!そんなハードなドッグライフでした!
    そして姉のうちにダックスが来てうちも末娘にダックスを飼いました。

    ルナちゃんとれなちゃん。
    るなが少しおねさんということもありナナちゃんに可愛がられていました。まるで2匹のママみたいに!みんなで楽しく過ごしました。しかしルルが7歳のとき夜中に脱走してしまいそのまま行方がわからなくなり探しましたが見つからず火葬場かも?と母が気づいて連絡すると火葬されたあとでした。福井の寺に供養されてしまうため遺体に会うことができませんでした。
    今、思うとルルのやさしなんだろうか?と感じています。妹達には見せたくない。悲しませたくない。ルルのプライドでもありますね。何度も魂を見ることができました。
    そして2匹の寄り添う生活も10年ほど続きナナちゃんは、寿命超えてるとまで言われ14歳の夏口内にがんが見つかりあっという間に大きくなりまた、転移もしました。治療費が負担になり延命治療はしなく介護する日々。よだれだらけになりかわいそうでした。桜の花を見せに行くとウジを産み付けられてしまいました。
    もう全力でうじとの戦い!そして、消臭剤により全く虫もなく臭みもなく平和でした。桜の花見につれてゆかなければ良かったと後悔しました。

    ナナちゃんは、ガリガリに痩せこけよだれだらけにかり毎日洗いながらきれいにしてやりまた、傷口の掃除をしてやりシーツを変えてやりナナにできる介護はママができる限りするからね。と家族の助けを借りて介護しました。安らかに眠るように亡くなりたした。15歳でした。そしてれなは、何にもわからないから最後の分かれしなさい。と言ってもふん!しているのです。そして、お別れのチュッをして火葬場に連れてゆく準備すると甘えたくサークルに入ろうとしたりして叱られて毛布にくるめて連れてゆくときには、悲しいくなりダメダメ!していました。帰るといじけて悔しくって仕方ない顔していました。添寝してやり哀しみを癒やしてやりました。それからは、元気がなくなり少しづつ元気になり2年半後に急に体調崩しできる限りの介護をして苦しみながらも亡くなりました。
    犬の面倒は大変でもあり幸せです。私は手元供養ができなかったのですが、仏教に習いお仏壇を置き位牌をおまつりしています。供養と言う形にてお世話ができる喜びにまた、写真などたくさん置きたくさんの幸せに温かい気持ちになります。
    供養とは、魂の拠り所にもでもありまた、私達の心の拠り所にもなりますね。今年の元日にあねの犬と一緒に雲に入り姿を見せてくれました。頭には位牌と同じハートマークつけていました。耳も目元も胴の長さもブクブクなところもしっぽもあり足も短く良くぞここまで立体的に雲に入り込んだな?と思うくらいでした。あけおめ~と言ってるようでした。あたいは、犬のほとけさまに生まれ変わりましたよ!なんて言ってるようでした。犬は家族であり子供であり兄弟姉妹でもあり孫でもある。自立しない手のかかる子供のままであり老いてゆく中病気や介護が必要となります。しかし金銭的な負担は大きくなりできる限りしかできなくなる!それでも飼い主が最後まで世話をしてやれば、冷たい飼い主とドクターから見られても犬はしあわせなんですよね。

  2. aguri aguri より:

    犬のママ様

    コメント有難うございます。

    犬のママ様とご家族の生活は、るるちゃんを始め愛犬達によって、とても素敵に彩られた幸せな日々だったのですね。
    すごく大切で、かけがえのない、愛おしい、そしてわんぱくで、いたずらっ子で、大切な家族の一員だった愛犬たちとの幸せな日々が、
    コメントを読ませて頂く中で、その楽しい生活の日常の様子が生き生きと目に浮かびました。
    悲しいお別れの時の事も、大切な思い出であり、ママさん家族の愛情に包まれながら犬の犬生を立派に全うした誇らしげなわんちゃんたちの笑顔が想像できます。

    私も若い頃は、いえいえ、つい10年ぐらい前までは、いろんな事に翻弄され、自分の人生を生きている感じが全くしなかったのですが、
    愛犬達と暮らして、子供の頃からあこがれていた誰にも気兼ねなく、思う存分好きなだけ犬を可愛がるという生活をする中で、
    「ああ~、今私は今までの人生の中で今が一番幸せ!」と何度もつぶやきました。
    自分にとって一番大切なものかがわかり、それらを守るために毎日を必死に生きてきた中で、
    若い頃から苦しんできた事がなんと取るに足らない事だったかに気付かされました。大切なものを守るためには、
    今まで怯えてきたことなど何でもないつまらない事だった事に気づかされました。
    今はその大切なものである愛犬達を全て亡くし、強くなった自分だけが残りました。きっとあの子たちが、
    どうしようもなく弱かった私を、あの子たちの命を懸けて私をここまで強くしてくれたんだと思います。
    ママさんの愛犬たちも、私の愛犬たちも、私たちに残してくれたものは本当に大きいですよね。

    ママさんのコメントにとても心が温まりました。
    有難うございました。