あいちゃん6コマ漫画11 「運命のスイッチ」

あいちゃん6コマ漫画11 「運命のスイッチ」 6コマ漫画 あいちゃんとハッピーライフ
あいちゃん6コマ漫画11 「運命のスイッチ」

運命のスイッチ(6コマ漫画作 ちえり)

 

お母さんは、ある日、午後仕事を休み、会社からタクシーで帰り、そのままタクシーをアパートの下で待たせて、急いでアパートの部屋に駆け上がりました。お母さんがいつもより随分早い時間に帰ってきたので、私はびっくりして、耳がウサギみたいに立ちあがりました。私はびっくりするといつも耳がウサギみたいに立ち上がります。

お母さんは私を急いでキャリーに入れ、待たせていたタクシーに乗り込み病院に向かいました。それは、お母さんとの初めてのドライブでした。前のお母さんは車でよく私たちをドッグランに連れて行ってくれたので、ドッグランに行けるのかと思い嬉しかったです。お母さんはタクシーの中で、キャリーの中の私の頭を何度も何度も優しく撫でてくれました。

タクシーで約1時間かけて到着したのは、ドッグランではなく初めて行く病院でした。そこは、お母さんがネットで調べて見つけた心臓治療の名医さんの病院でした。

病院で、一通り検査がすみ、検査結果をお母さんと聞く時になり、私は急にしんどくなりました。肺水腫が再発したようでした。先生は救急処置で点滴の針を手の血管に打とうとしましたが、血管になかなか針が入らず、とても危険な状態でした。やっとのことで点滴の針が入り容態も落ち着きましたが、その日は入院して様子を見ることになりました。

 

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